スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

就職活動について深く考えてみる

先月、8月16日に開催された【2012年高知県U・Iターン就職相談会】に行ってきました。

この相談会は、3年前から高知県経営者協会さん主催で開かれています。若者(特に高校を卒業した人財)の県外流出が深刻化している現在、少しでも将来の高知県を担う人財が地元に戻ってきたり、県外から移り住む人々が増えるように、企業と求職者のマッチングを支援する活動を行っているようです。

img_291740_36061396_2.jpg

私は求人企業として毎年参加しているのですが、ちょうどインターンシップの時期とかぶっていたので参加するかどうか迷っていました。素晴らしい出逢いがあるかもしれないし・・・、でも学生をほったらかしにすることは出来ないし・・・。と悩んだ末に思いついたのは、「インターンシップ生と一緒に行けばいいじゃん」という簡単な答えでした。

せっかく行くのなら、と学生達と一緒に「相談会」に参加するミッションを考えることにしました。会場には高知県の求人事業所が多数参加するので、企業を知るチャンス!という声もあれば、就職活動前にセミナーなどの雰囲気を味わえる良い機会になる!という意見があがってきました。

前向きな意見がでてきたのですが、なんかしっくりこないなぁ~、という違和感がありました。
簡単に言うと学生は「受け身」になっているんです。たしかに知りたい、やってみたいという気持ちがあったとしても、それは「場」が設けられいるから行動するのであって、もし私が「一緒に行かない?」と誘わなければ見向きもしなかったかもしれないと思いました。

DSC01833_convert_20120908184113.jpg

なのでもう一回聞き直しました。本当にそれだけでえいが?

さらにつけ加えて「例えば甲子園で高校野球を観戦したら、球児たちの一生懸命さを感じることができたり、独特の球場の雰囲気を味わうことができるよねぇ。でもそれが一生のなかで一番の思い出になったり、その経験があるから人生が充実したものになると言い切ることができる?完全には言い切れないよね。どうしてかというと皆さんは一観客に過ぎないからです。もしその後に、海外旅行やボランティアに参加する体験があると甲子園での思い出は薄らいでいく可能性が高いと思うよ。」

「それでは胸を張って最高の宝物です、と言い切るためにはどうすればいいか?もうわかりますよね。みなさん一人ひとりが甲子園を目指す高校球児になったらいいです。もしくは球児を支える応援団になったらいいです。辛く苦しい体験を乗り越えたからこそ流れる涙、悔しさ、満面の笑顔、そして仲間と一緒に味わう喜びは、その人の人生を豊かにしてくれますよね。」と、この時期の旬なネタをふってみました。

「で、何をしようか?」と言った瞬間に、ほとんどの学生が手をあげてくれました。

〇 雰囲気を味わうだけでは物足りないです。参加者に直接話を聞いてみたいです
〇 単に話をするのではなく、就職活動の目的やテーマなど深いところまで聴きます
〇 就職活動をしている先輩から苦労したことや楽しさなどアドバイスをもらいます
〇 求職者や学生だけでなく、参加企業の担当者の方にも話しかけてみます
〇 可能であれば企業担当者の人と面談をしたいです


おお!スイッチが入ると遠慮なく面白い意見が飛んでくるなぁと思いながら、ひとつひとつの提案を実現させるためには何が必要なのかをみんなで対話していきました。短い時間でしたが、学生が当事者意識をもって本気でやりたいことを考える貴重な体験になりました。

でもここでひとつ問題があることに気づきました。
学生に「つまらない遠慮はせず思いっきり動いてみいや」と言ったものの、主催される団体の事務局の方に可能かどうか確認を取ってませんでした。楽天家の私がよくやってしまう失敗で、状況を確認もせずに「できるだろう」と勘違いしてしまうのです。

でもそこは前向きにとらえて、まず電話ということで担当者に確認を取りました。返ってきたのは「大丈夫ですよ。まったく問題ないと思います。念のために参加企業の方にも了解をとっておきますね」というOKのお言葉でした。

願えば、想えば叶うというのは本当のことだなぁと実感しました(笑)


そして当日を迎えた学生達はどうなったかというと、下の画像の通り一人ひとりが主体的に積極性を発揮してくれましたし、グループの仲間とお互いを励まし合って、自分たちが決めた目標とテーマに向き合ってくれました。

DSC01840_convert_20120908163151.jpg
参加者が面談ブース待ちのタイミングを見計らって、インターンシップ生が声をかけて、様々な意見を聞いていました。

DSC01839_convert_20120908163254.jpg
最初は緊張で顔がこわばって、質問もたどたどしかったものの、何度もチャレンジしていくうちに表情も柔らかに笑顔がでるようになっていました。たぶん求職者の方もその笑顔に癒されたのではないかと思います。

DSC01841_convert_20120908163333.jpg
そして相談会の終盤には企業担当者へ積極的に質問をしていました。担当者のなかには30分ぐらい時間を割いて面接練習をしてくれる方もおり、インターンシップ生にとっては大きな収穫になりました。


DSC01842_convert_20120908163408.jpg
しかし私は相談会の全体の雰囲気が気になりました。インターンシップ生は自らの目標を達成するために、会場をところ狭しと駈けずりまわって、一生懸命に話しかけたり質問したりしていましたが、今回の主役である求職者(社会人・学生ともに)に課題を感じました。

会場には30企業・団体が集まっているにもかかわらず、参加した求職者は50名足らず。さらに無断で欠席した人も数十人いたようです。会場での活動も、積極的に企業ブースで面談している人もいましたが、1~2社の話しか聞かなかったり、待合のブースで座ったままでまったく動かなかったり、一緒に来た人とずっと話し込んでいたりと、とても就職を考えている人達とは思えない状態でした。

就職活動とは何なのか?
改めて私たち企業人に突き付けられたテーマであることを痛感しました。単にセミナーやガイダンスを開き企業と求職者をマッチングさせる手法は通用しない時代になっています。

何かを知る・得るといったこと以前に大切な『生き方・働き方』を、私たち社会人が本気で発信し動いていかなければとならないと、決意を新たにしました。


プロフィール

manatomo

Author:manatomo
インターンシップ情報サイト「まなともネット」のスタッフブログです。
インターンシップや職場体験の情報から、スタッフのこぼれ話まで、ホームページで公開しきれなかった情報を更新していきます。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。